2019/08/09        僕の教育観

僕 国語が得意になったんです。

     
赤穂 模試

高校1年生と文系・理系選択の話をしていました。

赤穂 模試

目次

1.国語が苦手な理由
   ~定期テストの点数には表れない国語力~

2.理系で国語が苦手は嘘
           ~数学得意なら絶対国語は出来る~

 

彼と出会ったのは、1年前です。出会った当初は、数学がやや得意(定期テストで80点とれるかどうか)、国語がかなり苦手で高校入試国語の点数も平均点がないぐらいでした。高校入学してから数Ⅰで学年6位を取るなど数学が「やや得意」から「結構得意」になっているのは知っていましたが、そんな彼が文系と理系で迷っているというのです。理由を聞けばなんとも嬉しい理由でした。

 

私「どういうこと~?」

生徒「いやぁ最近 国語が得意になって来て、理科が不安だからワンチャン文系もありやなぁ と思って!」

私「なるほどです。文理選択に影響を及ぼすほど国語が特になったのですね。」

生徒「6位です。」

私「え?」

生徒「クラスの友達がほとんど解けてない問題が解けるんです。」

私「え?」

 

これにはちょとビックリしました。本当にごめんなさい。まだ伸びないと思っていたので定期テストの順位や平均点をあまり見ていませんでした。あなたのことをしっかり見れてない先生で本当にごめんなさい。

高校受験が終わってから国語を真剣に勉強していますが、こんなに早く点数に表れるとは思いませんでした。しかも国語のテスト対策なんてやっていません。

 

塾の信念として、中学生も、高校生も、小学生も国語だけは絶対に学校のカリキュラムに合わせないと決めています。(小学生に関しては算数も学校のカリキュラムには合わせていません。それでもWillbeに通って続けてくれた生徒の9割は算数も数学も伸びています。それに関してはまた後日!)

中学生 勉強方法

 

 

 

国語が苦手な理由

そもそも国語が苦手なお子さんは、ある程度の語彙力と漢字がしっかり読める力がある前提で、以下のようなことが苦手なのです。

 

・主語 述語の把握
・具体を一般化する
・一般を具体化する・指示語を見抜く
・因果関係を見抜く
・対立関係を見抜く

 

もちろん、これは学校でも習いますが、トレーニングがまったく足りません。長い文章を読んで少し解説されて終わるため練習にならないのです。

 

そもそも、主語と述語を把握出来ないのに、『だれが? どうした?』『指示語(これ、あれ)』を意識して解くんだよ!と言われても出来ません。「これだよ!」って教えられて「そ~なんだぁ」と変に納得させられて終わることが多いのですが、それをどうやって見抜くのかをみんな知りたいのです。

 

ただ残念なことに、「主語と述語の把握」はある程度論理的に法則を説明出来ますが、指示語を見抜く方法はないように思います。「『これ』が示すものは何か? 『これ』の直前から前の文章さかのぼって探す。」以外に教え方を思いつきません。また、納得のいく説明をしてくれた先生に出会ったことがありません。

 

だから、学校の進度を気にせずひたすら、上記の内容を自分で出来るようにトレーニングを重ねていきます。「主語と述語を把握する」とは「誰が~した。」を把握していくことですが、みなさんが想像されているより難しいことだとお考え下さい。

 

ホントに。

 

これは中学校の定期テストで80点以上とっている生徒に文章を読んで主語と述語だけ全部抜き出してもらった画像です。

残念ながらこの生徒は高校に入って現代文も古文も漢文も苦手になると思っています。それは普段の勉強を見ていて感じていることです。主語と述語をまったく把握出来ないからです。それでも彼が定期テストで80点以上とっている理由はテスト勉強をキッチリしているからです。彼はうちで国語を受講していません。頑張っている分、、、言いにくいですが、彼には伝えました。

 

 

彼が受け入れてくれるとは思っていません。

得意だと思っているのに、いきなり国語力ないよって宣告されるのは残酷です。

やる気そぐだけ。。。

でも、大学を目指すなら国語は得意であるべきです。

 

 

話を戻しますね。国語学習のゴールは、国語の板書によくある↓このノートを自分で書けるようになることだと思っています。

こんなものをいきなり書けるわけではありません。

 

語彙力がある前提で、

 

・主語 述語の把握
・具体を一般化する
・一般を具体化する・指示語を見抜く
・因果関係を見抜く
・対立関係を見抜く

 

上記の要素をトレーニングした後に書けるのです。

 

 

 

 

理系で国語が苦手は嘘。

 

冒頭の「彼」ですが、実はもともと国語が苦手だという意味が私には分りませんでした。何故なら彼は数学が得意だからです。恐らく彼はこの後劇的に英語が伸びていきます。

 

国語を勉強するにあたり、「具体を一般化する」「一般を具体化する」トレーニングが必要だと言いました。具体と一般というのは、

 

✩一般化✩

シュウマイと餃子、、、つまり、、、中華料理

ご飯と味噌汁、、、つまり、、、和食

和食と中華、、、つまり、、、料理

 

✩具体化✩

料理、、、例えば、、、和食と中華

和食、、、例えば、、、ご飯と味噌汁

中華、、、例えば、、、餃子とシュウマイ

 

数学という勉強はまさにこの「具体⇒一般」「一般⇒具体」を繰返し練習しています。乱暴な言い方ですが、数学に出てくる公式は、ありとあらゆる計算を一般化してみたら法則が見つかったということです。具体と一般を高いレベルで理解出来るなら国語が出来ないわけがないのです。(語彙力、文学史、背景知識がある前提です。)練習すれば絶対国語は伸びます。

同様の理由で、苦手だから好き嫌いはあるのかも知れませんが、文系だから数学が苦手だというのもおかしい話だと思います。

こういったトレーニングは絶対に大学生活・社会人生活で役に立ちます。ただ、学校とはまったく違うことをやるので生徒に理解して貰うのは大変ですね。

毎日、毎日、「なぜこの作業をやっているのか?」を伝え続けます。

 

 

 


大学受験を考えていらっしゃるお子さんはまず国語力から身につけていくべきです。

個別指導塾Willbeの国語教育に興味がある方ぜひお問い合わせ下さい。

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