2020/04/17        大学受験の話

世界史担当講師 ブログ【歴史総合の流れ】 

     

個別指導塾Willbe塾長の光庵です。

 

今回は、弊塾の世界史を担当講師梶谷のブログを紹介させていただきます。

 

以下は梶谷のブログ引用です。

 

 

 

https://ameblo.jp/syuushinjuku/entry-12580247939.html

 

 

2022年を目標に歴史総合(仮称)設置へ

 

日本史が選択科目であり必修科目でないこと、激動の近現代を知らぬまま高校を卒業してしまうこと、

 

などなど、

 

それらを問題であると指摘した大人たちが投じたのが、「歴史総合」という科目の新設である。

 

 

教育目標としては、(以下引用)

 

近現代の歴史の変化に関わる諸事象について、世界とその中の日本を広く相互的な視野から捉え、現代的な諸課題の形成に関わる近現代の歴史を理解するとともに、諸資料から歴史に関する様々な情報を適切かつ効果的に調べまとめる技能を身に付けるようにする。

 

らしい。

 

 

 

大雑把にキーワードを拾い上げると、

 

①近現代の歴史が ②現代の諸課題に影響 ③世界史と日本史 ④両方学ぼう ⑤資料の読み取りもやるよ!

 

こんなとこである。

 

 

 

 

 

 

2020年度入試の動向

 

まだまだチェックできていない大学も多いが、

 

近現代の東アジア

 

とにかく多かった。

 

 

 

冊封体制・海禁・小中華思想・列強の進出による開国・琉球帰属問題

 

 

などなど、これらの周辺知識を求める問題を難関大は軒並み出題した印象。

 

 

これは歴史総合を意識しているのかは、定かではないが、

 

 

来年度以降の受験生は、是非しかっりと学習してほしい単元である。

 

 

 

 

 

 

圧巻だったのは東京大学

 

 

もちろん、出題者の問題作成の意図が、「歴史総合」を意識したかを知る余地はないが、

 

 

 

先ほど引用した、

 

近現代の歴史の変化に関わる諸事象について、世界とその中の日本を広く相互的な視野から捉え、現代的な諸課題の形成に関わる近現代の歴史を理解するとともに、諸資料から歴史に関する様々な情報を適切かつ効果的に調べまとめる技能を身に付けるようにする。

 

 

これを見事に再現していたような気がする。

 

 

これからも大学入試を牽引するのは東大様であると感服。

 

 

(それにしても、東大が大論述で史料を用いるとは珍事と言えば珍事。)

 

 

 

以下リード文

 

国際関係にはさまざまな形式があり、それは国家間の関係を規定するだけでなく各国の国内支配とも密接な関わりを持っている。

 

近代以前の東アジアにおいて、中国王朝とその近隣諸国が取り結んだ国際関係の形式は、その一つである。そこでは、近隣諸国の君主は中国王朝の皇帝に対して臣下の礼をとる形で関係を取り結んだがそれは現実において従属関係を意味していたわけではない。

 

また国内的には、それぞれがその関係を、自らの支配の強化に利用したり異なる説明で正当化したりしていた。しかし、このような関係は、ヨーロッパで形づくられた国際関係が近代になって持ち込まれてくると現実と理念の両面で変容を余儀なくされることになる。

 

以上のことを踏まえて、15世紀頃から19世紀末までの時期における東アジアの伝統的な国際関係のあり方近代におけるその変容について、朝鮮とベトナムの事例を中心に、具体的に記述しなさい。解答は、部機(イ)に20行以内で記述し なさい。その際、次の6つの語句を必ず度は用いて、その語句に下線を付しなさい。

 

また、下の史料A~Cを読んで、例えば、「○○は××だった(史料A)」や、 「史料に記されているように、00がxxした。」などといった形で史料番号を挙げて、論述内容の事例として、それぞれ必ず一度は用いなさい。

薩摩 下関条約 小中華 条約 清仏戦争 朝貢

 

 

史料A

なぜ、(私は)今なお崇禎という年号を使うのか。清人が中国に入って主となり、古代の聖王の制度は彼らのものに変えられてしまった。その東方の数千里の国土を持つわが朝鮮が、 様を境として画を立て、古代の東王の制度を独り守っているのは明らかである。(中略) 百五十六年(1780年)記す。

 

史料B

1875年から1878年までの間においても、わが国(フランス)の総督や領事や外交官たちの眼前で、フエの宮廷は何のためらいもなく使節団を送り出した。そのような使節団を3年ごとに北京に派遣して清に従の意を示すのがこの宮廷の慣習であった。

 

史料C (日本史関連 琉球)

琉球国は南海の恵まれた地域に立地しており、朝鮮の豊かな文化を一手に集め、明とは上下のあごのような、日本とは唇と歯のような密接な関係にある。この二つの中間にある琉球は、まさに理想郷といえよう。質易船を操って外国との間の架け橋となり、真の珍品至宝が中に満ちあふれている。

 

 

以上!

 

 

今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

 

大学受験 世界史「志望校別 論述添削」